S式コミュニケーション 君はぼくを殺しに来た

S式コミュニケーション(1) 君はぼくを殺しにきた (ファミ通文庫)
S式コミュニケーション(1) 君はぼくを殺しにきた (ファミ通文庫)
新木 伸,松崎 豊

ひさびさの休みなので、沢山読書の時間が取れます。というわけで用意しましたライトノベルの山。その一冊目がこの「S式コミュニケーション」です。テンプレート的なヘタレ主人公の前に突然現れた美少女。普通とちょっと違うところは、自分の身の丈よりずっと大きい大剣を抱え通学中の主人公が乗ったバスを一刀両断し、まっ裸で人目をはばかることなく、主人公を切り殺すために追いかけてくる点。彼女は「大宇宙に害なすもの」を斬るスウォードと呼ばれるもので、ひたすら容赦なく主人公を追い詰めていきます。

どうみてもヘタレな主人公がどうこの場を乗り越えるのか、わくわくしながら読み進んじゃいました。この後も何回か主人公が窮地を乗り越えなければならない場面が登場するのですが、やっぱりヘタレな超え方をします。といっても相手は人間なんかがとても太刀打ちできない圧倒的な能力を持った宇宙人、仕方がありません。

ターミネーター的な登場をしたスウォードのサラも、後半に行くにつれてヘタレ主人公のソウイチと心を通わせ始め、二人の距離が近づいてくるのですが、何せサラは宇宙人しかも本来の姿は液状の生命体、少女の姿は擬態にすぎません。普通の人間同士なら、ここから恋愛感情的なものが芽生えて・・・みたいな流れになるのでしょうが、こちらはまったく別の生命体、主人公に対する愛着的な感情は、ペットに対するそれに近いような感じかも知れません。でもその辺の変な二人の距離感がまたいい味だしてます。

なんか菊池秀行の小説で、美女に擬態して人を襲う別宇宙の生命体が、ある青年に愛情を持ってしまって・・・みたいな話があったような・・・その話にも通じるものがあるなと思いました。



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