音読の素晴らしさ、暗誦による脳力開発

声に出して読みたい日本語
声に出して読みたい日本語
齋藤 孝

「国語力をつける」ということをテーマに「国家の品格」著者の藤原正彦氏、予備校のカリスマ講師の出口汪氏、「論理力の鍛え方」著者の北岡俊明氏、そしてここで紹介する齋藤孝氏の本などを中心に、読み進めています。
速読を学ぶ人にとって、やっかいな「音読」ですが、それ自体は決して否定されるものではありません。
速読や速聴とは全然違うところで、「音読」は非常に大切な読書方法のひとつです。それは言葉のもつ「音」を大切にするもので、速読が「絵」であれば、音読はまさに「音楽」。絵も音楽もどちらも芸術として同じであり、速読も音読もどちらも読書として同じなのですね。本書で紹介されている名文を、声に出して読んでみて、改めてそう思いました。

ここで紹介されているさまざまな日本の言葉、たとえば松尾芭蕉や小林一茶の句を読んでみて、あるいは方丈記や平家物語を声に出して読んでみて感じる言葉の持つ音の響き、リズム、そしてそこから広がる心への波紋。

いやぁ〜「日本語ってなんて情緒豊かな言葉なんだろう」って、この本でしみじみ感じることができました。そして同時に感じたのは、自分が普段使っている言葉が、語彙といい情感といい、なんて貧相なんだろうということ。よ〜し、もっともっと勉強しよう!

現時点では本書にて紹介されている「寿限無」の暗誦にチャレンジしています。他にも沢山紹介されていますが、どれも暗誦が可能な長さになっているので、じっくり時間をかけて全部覚えてしまおうかと目論んでいます。


忙しい現代人が忘れてしまっている日本の情感に触れることができる素晴らしい一冊です。

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